Trap-TVにはドラマの中の世界とナビゲータたちの空間の他にも謎解きに欠かせない舞台があります。それはオープニングとエンディングです。単なる飾りと侮ってはいけません。ここに秘められたメッセージの中にも、Trapを解き明かす「鍵」があるのです。
ここではオープニングとエンディングがいかなるものだったかについて再現してみます。
オープニング
ここでは大きく分けて3種類のパターンがありました。
Type A(#1〜6、8〜10、12〜14、16〜18、20、21)
The following television event is recomnanded for video tape recording |
→ | Push record on VTR |
→ | Now |
| このテレビイベントはVTRに録画する事から始まる | このテレビイベントはVTRに録画する事から始まる | このテレビイベントはVTRに録画する事から始まる |
BGV |
テロップ |
ナレーション |
| ヨーロッパの古城 | Trap【traep】=罠 Trap-TVには、ふたつのストーリーが存在する Real Time After the on air Trap-TVとは、ふたつのストーリーに支えられた |
中世の頃からヨーロッパの貴族たちは 謎解き遊びに興じ始めたという(蝶を探せ) 知識だけを求めるクイズでは味わえない、 ドラマに隠された罠、写真に隠された謎、 |
【解説】
これはオリジナルのストーリーのときに使われたものです。出だしで番組がVTR録画をすることが前提であることを明示しています。
ここで、ヨーロッパの古城のBGVやナレーションでの説明から、中世ヨーロッパの貴族文化をモチーフにTrap-TVが作られていることがわかります。Trap-TVが知的でエレガントな様式を示す一端を表しています。
また、ナレーションの片隅に低い男声で(蝶を探せ)と囁いています。ドラマの中に妖しく潜んでいる蝶を探すことを、ここで謎かけとして提示しているのです。あなたは何匹の蝶を見つけることができたでしょうか?
ナレーションは#1〜4では日本語でしたが、#5以降は英語に変更されました。この英語バージョンは断片的には聞き取れるのですが、文章として書こうとするとうまくつなぐことができませんでした。ここでは割愛させてもらいます。
Type B(#7、11、15、19、22)
BGV |
ナレーション |
| ヨーロッパの古城 ルネサンスの絵画 |
Trick−それはドラマの中の登場人物が行う犯行を隠すための手段 Trap −それはドラマの作者があなたに向けて仕組む罠 物語の真実は作者とあなただけのの2人が共有する謎になる この番組には分からないことなど何1つない |
【解説】
これは How To Trap-TV のときに使われたものです。過去のTrapの紹介・解説を行うため、新規の「蝶探し」はないのでスタイルを変更したようです。
復習の意味も兼ねて、ここではTrapの概念を改めて説明しています。
Type C(#23)
BGV |
ナレーション |
| Trap-TVのタイトルバックが 新聞印刷の輪転機のようにスクロール |
(なし) |
【解説】
これは最終回のときのみに使われた特別バージョンです。最終回にふさわしく、これから「何か特別なことが起こる」ことを予見するような作りになっています。
この回ではもう余計なナレーションは必要なかったんですね。
エンディング
| 『P-U』馬渡松子 (#1〜11) 作詞:リーシャウロン/作曲・編曲:馬渡松子 TVのNews アメリカじゃホームレスの人達が |
『私はあなたを終われない』山崎亜弥子 (#12〜23) 作詞:石川あゆ子/作曲:清岡千穂/編曲:武部聡志 泣かせないで |
【解説】
番組は半年間続きましたが、エンディング・テーマ曲は1クールずつで交代しています。
前半のは馬渡松子の曲。当時としては結構斬新な感じの曲でした。「P-U」=「プー」の曲ですね。バブルがはじけて学生の就職率が悪くなりはじめた頃の曲です。内容はやや支離滅裂ぎみです。
後半は山崎亜弥子の曲。今度はガラリと変わってアイドル・ポップスです。サビの部分が扇情的で耳に残り、次週への期待感が募る感じがします。山崎亜弥子は#16「虚像の殺人」〜Five
Little Indians〜に内藤美奈子役で出演もしていました。
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